真夏の夢

水道橋から歩いて原宿に出た。
BOOK OFFでアルフィーのCDを買った。
やっと「倖せのかたち〜Send my　Heart」が聴けたー。
それだけでも収穫になった。
そしてタカミーの子供が作れるゲーム「こもっち」発見。
うっ、金がない。断念。

それから代々木公園を歩いた。
久しぶりに吉本のお笑いの人たちを見た。
松尾さんもデッカちゃんも阿部さんもいた。
あたしは阿部さんの古くさい(毒)ギャグが好きじゃけん。
カリカもいてくれたらなぁ。
お笑いが終わって歩いて代々木公園を出ようとしたけど、
やっぱり気になって人だかりのミュージシャンで止まる。
花壇に座って見てた。
「…のぶちゃん、何やってんの？」
ギックーーーーーーーーーーーーーーっ。
見た事ある顔。
いつも見てたあの顔が目の前にあらわれた。
ジローちゃん(仮名)だっ。
あたしの心臓はロケット花火のように飛んでいった。
そしてすぐに逃げ出した。
気まずい…(-_-；)
でもどうしても気になって代々木公園の外のベンチで見てた。
あぁ、なんて卑屈ないやらしーコトしてるんだろ。
仕方ない。
あたしの静かに落ち着いてた火がまた燃え出したんだもん。
消えてたワケじゃない。
ずっと燃えてたけど、出さないようにしてた。
でもバレバレだったんだろうな。
あたしの気持ちが限界を迎えた。少しでも話したかった。
「今日はどうもありがとうございました」
これを言うだけで精一杯だった。
ジローちゃんは相変わらず優しかった。
でもあたしは昔のあたしとは違った。
あたしがいつもいた場所にはもう違う人がいるから。
立場も違う。気持ちの持ちようも違う。
それでもやっぱり好きだなって思った。
でも冷静に考えたらあたしの存在なんて相手の中には微塵もなくて。
こんな不衛生で消化不良な思いは捨て去りたい。
これが夢だったらどんなにラクなんだろう。
明日も夢の続きを見て自己満足できるのにね。